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コマツに販売会社の株式60%譲渡、合弁化

三井物産、メキシコ鉱山機械販売会社を再編

2015年4月28日 (火)

M&A三井物産は27日、同社が100%出資するメキシコの鉱山機械販売・サービス会社「ロードメキシコ」の株式60%をコマツに売却すると発表した。売却後の出資比率は三井物産40%、コマツ60%となる。

ロードメキシコは三井物産が2005年に完全子会社化し、鉱山会社向け機器の販売と納入機器の長期稼働率保証型サービス・メンテナンス契約を柱に発展してきた。鉱山機械の製造先のコマツから出資を受けることで、代理店の技術力・専門性を強化し、メキシコ鉱山市場で存在感を高める。

三井物産とコマツは今回の合弁事業化を機に、ロードメキシコを既存の鉱山機械だけでなく、建設機械もカバーする総合販売代理店へ再編することを検討する。

両社は豪州とペルーで販売代理店事業に共同で取り組んでおり、これらの事業は堅調に拡大している。ロードメキシコは豪州、ペルーに続くコマツとの合弁事業で、三井物産では「コマツとのさらなるパートナーシップ強化を進めていく」としている。