荷主三菱重工業は25日、マレーシアの首都クアラルンプールのランドマークエリア「クアラルンプールシティセンター」(KLCC)地区の冷房向けに、大型ターボ冷凍機13台を受注した、と発表した。
総冷房能力は3万6400冷凍トンで、同社が一度に受注した大型冷凍設備としては最大規模となる。2014年9月に納入を完了する。
今回受注した機種は「AART-280HPL」で、冷媒にはオゾン層破壊係数ゼロのHFC-134aを使用しており、通常の空調に加え、氷蓄熱用熱源機としても使われる。
マレーシアの国営石油ガス会社ペトロナスの子会社でKLCC地区のコージェネレーション、空調を手掛けるガス・ディストリクト・クーリング社に納入する。コンソーシアム・パートナーは第一実業マレーシア。