ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

外国人材派遣のエルピースタッフが倒産

2025年1月8日 (水)

調査・データ東京商工リサーチによると、製造や物流業向けの人材派遣を手掛けていたエルピースタッフ(静岡県掛川市)は先月30日までに事業を停止し、破産申請を弁護士に一任した。24年4月期決算時点での負債総額は4億4708万円だった。

同社はベトナムやブラジル出身の外国人スタッフを工場や物流センターに派遣する業務を中心に展開し、設立初年の19年4月期は売上高3億5080万円を計上。その後も事業を拡大させ、23年4月期の売上高は22億7772万円だった。

24年4月期も拠点数を増やし、派遣スタッフの採用を積極的に進めたものの、想定通りに派遣先を確保できず、売上高は22億2618万円と減少。このため利益を確保できなくなり、9801万円の赤字を計上して、債務超過となっていた。

地元の静岡新聞によると、同社は「破産手続きに入る」として、先月末に社員との雇用契約を解除。11月分以降の給与が未払いになる公算が高く、未払い給与の総額は数千万円規模とみられる。元社員らは労働基準監督署や大使館などに支援を求めている。

一方、同社は「事業を愛知県の人材派遣会社に譲渡し、元社員には移籍を勧める」と説明しているという。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com