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神戸港の湿布薬の輸出シェアは6年連続全国1位に

2025年1月24日 (金)

調査・データ神戸税関は23日、1月の特集として「湿布薬の輸出について」の資料を公開した。

2023年の湿布薬の輸出は神戸港が数量が6230トン、額が124億1500万円となり、輸出数量は過去最高を記録。同年の全国では1万4367トンの420億円だった。

2024年1-10月の全国における神戸港の輸出シェアは、金額が27.5%、数量が42.3%を占め全国1位。金額では21年から23年まで3年連続、数量は18年から23年まで6年連続全国1位となっている。輸出港として神戸港が選ばれる理由は、製造工場から比較的近距離にあり、輸出先への航路の充実、船便の本数が多いこと、運送に使用するリーファーコンテナ(冷蔵コンテナ)の供給も安定していることなどが挙げられる。

過去10年間の輸出実績をみると、神戸港は2014年から2023年にかけて数量・金額ともに3.8倍。全国では数量が2.1倍、金額が2.9倍となった。欧米では湿布薬が一般的ではなかったが、徐々に利便性や効能が消費者に理解され、特にアメリカではオピオイド問題(麻薬系鎮痛薬の過剰摂取問題)の反動として湿布薬に注目が集まり需要が高まっているという。アジア諸国においては、「日本製医薬品=高品質」の認識が根強く、好んで日本製の湿布薬を購入するユーザーが多い。業界では、今後も海外での需要は高く輸出は伸びていく見込みという。

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LOGISTICS TODAY編集部
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