ダイムラー・トラック、防衛分野に供給拡大

国際ダイムラー・トラック（ドイツ）は28日、防衛分野での事業拡大を進めると発表した。

メルセデス・ベンツ・スペシャルトラックスがこの戦略を主導し、製品ラインアップの拡充、販売・サービス網の強化、および新たな技術パートナーシップの構築に注力する。同社は昨年、大規模な契約を締結し、多数の車両を納入したとしており、今後も防衛関連の物流ニーズに対応した製品を提供するとしている。

同事業部門では、ヴェルト・アム・ライン（ドイツ）およびモルスハイム（フランス）の生産拠点で研究開発を行い、大口受注向けに高品質な車両を生産している。特に、極地対応のウニモグやゼトロス、アクトロス、アロクスなどの車両シリーズを提供しており、排出基準の異なる多様な仕様を揃える。また、ゼトロスシリーズの開発を強化し、新たに8×8駆動のモデルも追加した。

同社は、2月17日から21日までアブダビで開催されるIDEX（国際防衛展示会）に出展し、ゼトロス3351 AS 6×6やアロクス4042 AS 6×6を含む防衛向け車両4台を展示する。これらは高温多湿の砂漠地帯での使用を想定した特別仕様車で、強力なエンジンと耐久性の高い駆動システムを備えている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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