財務・人事安田倉庫(東京都港区)は4日、グループの連携強化によるネットワークの拡充などで、2028年3月期に営業収益820億円の実現を目指すなどとした中期経営計画「強くなる、ひとつになる YASDA GROUP CHALLENGE 2027」を発表した。
中期計画によると、今年3月期の業績予想は営業収益740億円で、営業利益が33億円。3年後には営業収益を80億円伸ばし、営業利益も12億円増の45億円にするとしている。
この間の投資計画は、物流事業に290億円、不動産事業に40億円、DXやシステム導入で30億円を見込み、計360億円とした。
具体的な投資としては、羽田空港近くに医療機器などを扱う羽田営業所を整備。26年の完成を目指している。羽田営業所では、医療機器洗浄業の提供体制の構築も図る。
主力の物流事業では、グループの首都圏、関西圏をむすぶ輸配送ネットワークの連携強化を図るとともに、各地域で拠点新設を目指す。海外でもアジア・太平洋地域での輸配送ネットワークの拡大・連携強化を図り、インドネシアでの国内物流への参入を目指す。
このほか、医薬品の物流では、製薬企業の物流子会社として設立された安田ロジファーマの医薬品輸配送ネットワークとの融合で、安田倉庫の加須営業所、東京物流センターと安田ロジファーマの東西拠点を中心に事業拡大を進める。
同計画の詳細については、今年5月の公表を予定している。
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