調査・データ中央倉庫(京都市下京区)は17日、来年度から2027年度までの新中期経営計画「NEXT CS-100」を発表した。27年度の営業収益を315億円と設定し、新倉庫建設などの物流ネットワーク拡充や輸入化学品の取引拡大などで目標達成を目指す。
7次中期経営計画最終年度にあたる2024年度の業績見込みは営業収益275億円で、営業利益20億5000万円、経常利益23億5000万円となっている。円安や物価高による企業間物流の低迷や、燃料や動力費の高止まりによる影響で、計画期間中に数値目標の修正もあったが、6次中計最終年度を上回る実績を確保できる見通しとなった。
8次中期計画となる「NEXT CS-100」では、営業収益315億円で、営業利益25億円、経常利益26億5000万円とした。既存設備更新・改修に50億円を見込み、新倉庫建設やシステム投資、M&Aなどの成長のための投資に70億円を投じるとしている。
新倉庫は愛知県あま市に建設する。このほか、有力企業サプライチェーンへの参画や国内複合輸送ネットワークの構築、取引先とのDX共同推進などに取り組むとしている。
また、機動的な自己株買いを継続するとして30億円を見込んだ。株主の利益を確保するため、買収などへの防衛策を進めるとしている。
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