財務・人事中央倉庫が7日発表した、2025年3月期第3四半期決算は、売上高が前年同期比4.7%増の209億8300万円、営業利益が同22.6%増の18億1000万円、最終利益は4.2%減の11億700万円と増収も最終減益となった。投資有価証券評価損や関係会社株式売却損の計上、法人税などの増加が響いた。
国内物流事業は、売上高が5.4%増の169億3700万円、セグメント利益が21.1%増の20億1000万円だった。倉庫業は貨物保管残高、入出庫高は増加したものの、貨物回転率がわずかに低下。運送業は保管貨物の出庫高の増加に加え、同社が参画する合弁会社の豊通ペットリサイクルシステムズや、輸送付随業務などの保管外貨物輸送量も増加し、国内貨物輸送取扱量が増加した。利益は貨物取扱高の増加に加え適正料金化が寄与した。
国際貨物事業は、売上高が1.7%増の39億2300万円、セグメント利益が4%増の3億9900万円。通関業については取扱数量が輸入は前年同期に比し増加したものの、輸出は減少。梱包業は海外市況低迷の影響などにより取扱量が減少した。
通期業績は直近と変わらず、売上高が前年比3.7%増の275億円、営業利益が同6%増の20億5000万円、最終利益は0.1%増の17億円とした。
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