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DOWA、秋田に低濃度PCB廃棄物処理施設

2013年8月23日 (金)

ロジスティクスDOWAホールディングスは22日、同社グループのエコシステム秋田(秋田県大館市)が低濃度PCB廃棄物の無害化処理、有用金属の回収を目的とする新焼却炉の建築に着手した、と発表した。

低濃度PCB廃棄物のうち、トランスやコンデンサなどの微量PCB汚染廃電気機器などは国内に160万台存在すると推定されており、PCBを含む廃棄物は2027年3月までに処理を行うことがPCB特別措置法で定められているものの、処理施設は11か所にとどまる。

廃電気機器などを処理する際には、絶縁油と筐体の両方を処理する必要があるが、筐体を処理できる施設は11か所のうち5か所のみとなっている。

同社子会社のDOWAエコシステムは、2011年から岡山県で連続式専用焼却炉による効率の高い筐体処理を行っており、秋田県でも同方式の施設を新設することにしたもの。

■建築施設の概要
建築場所:エコシステム秋田
建築着手日:2013年8月19日
竣工時期(見込み):2014年中
処理対象物:低濃度PCB廃棄物(微量PCB汚染廃電気機器などの筐体を含む)