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荷主DOWAホールディングスは1日、子会社のDOWAサーモテックがインドネシアに設立した現地法人が7月30日にカラワン工業団地（インドネシア西ジャワ州カラワン県）に熱処理加工工場を建設すると発表した。操業開始は2013年4月で、工業炉のメンテナンス事業も本格的に開始する。
インドネシアの二輪車生産は中国、インドに次ぎ世界3位の規模に拡大しており、日系メーカーがほぼ100％近いシェアを占めている。また、自動車生産でも昨年度の国内生産台数が84万台を記録するなど、ASEAN域内ではタイに次ぐ規模となっている。
DOWAサーモテックはこれまでもインドネシアで自動車、部品メーカーへ工業炉設備の納入実績が豊富で、熱処理加工事業の立ち上げとメンテナンス事業を開始することで、顧客ニーズに多方面から対応できる体制を構築する。
カラワン工業団地や周辺工業団地には、自動車関連など多くの日系企業が進出し、同社の顧客も既に多数操業している。北米、タイ、中国、インドに続く海外の熱処理拠点となるインドネシアへの進出で、拡大する東南アジアの需要を積極的に取り込む。また、日本を含めた拠点間で購買物品の共通化などを進め、東南アジア事業を強化す。
