ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

DOWA、福島に焼却灰から人工骨材製造する新会社

2016年2月9日 (火)

ロジスティクスDOWAホールディングスは8日、国内2拠点目となる焼却灰溶融処理・人工骨材製造施設を福島県いわき市に新設すると発表した。施設を運営するため、子会社のDOWAエコシステムが「メルテックいわき」を設立する。

DOWA、いわき市に焼却灰から人工骨材製造する新会社

DOWAエコシステムは、栃木県小山市の子会社「メルテック」で、焼却灰を溶融して人工骨材を製造し、金などの有価金属を分離回収しており、その人工骨材「メルエース」は全量を栃木県内の公共工事などに資材として供給。

こうした実績をもとに、メルテックと同じ処理プロセスの新会社を設立し、いわき市など福島県などの自治体から焼却灰受入れを行う。

周辺地域では、道路路盤材などの建設資材として人工骨材への需要が見込まれるほか、回収される有価金属はメルテックと同様、グループ会社の小坂製錬などでリサイクルする。新会社とメルテックの2施設体制を構築することで、受注拡大と処理安定化を進め、焼却灰の再資源化を進めていく。

■新会社の施設概要
所在地:福島県いわき市四倉町字芳ノ沢1-75(いわき四倉中核工業団地)建設着工:2016年7月
竣工:2017年12月
稼働開始:2018年3月
処理対象物:焼却灰など