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ヒューリック野田物流施設が完成、満床稼働へ

2025年2月19日 (水)

▲ヒューリックロジスティクス野田II(出所:ヒューリック)

拠点・施設ヒューリックは19日、千葉県野田市で開発を進めていた「ヒューリックロジスティクス野田II」が完成したと発表した。同社の「ヒューリックロジスティクス」シリーズの第5号物件で、2023年11月に完成した「野田I」と県道46号を挟んで向かい合う形で立地する。3月からエイトレントが入居し、満床で稼働を開始する。

本施設は常磐自動車道・柏インターチェンジ(IC)から6.2キロに位置し、国道16号にも近接することで、大都市間の中継拠点や消費地への配送拠点として高い利便性を誇る。建物は地上4階建て、延床1万6694平方メートルのボックス型倉庫で、1棟貸しと分割貸しの両方に対応。分割区画は柔軟に変更可能で、テナントのニーズに応じた利用が可能となっている。

標準仕様として床荷重が1平方メートルあたり1.5トン、梁下有効高は5.5メートルを確保し、空調設備やマテハン機器の追加設置が可能な電気容量を備える。そのほか、大型ウイング車のオペレーションを考慮し、オーバースライダーの開口高を5.2メートルに設定。バース内には24時間対応の駐車場やフォークリフト充電エリアを整備し、効率的な荷役作業を支援する。

環境配慮の面では、BELS6つ星やCASBEE(Aランク)、DBJ Green Building4つ星などの環境認証を取得。628.68キロワットの太陽光発電設備を搭載し、ZEB認証も取得した。また、外構舗装の一部に廃プラスチック材と廃木材を活用することで、CO2排出量削減にも寄与する。

また、耐震性能は建築基準法の1.25倍相当の強度を確保し、2回線受電や72時間対応の非常用発電設備を導入するなど、災害時にも機能を維持できるBCP対応を強化。浸水対策として基礎を想定水位以上にかさ上げするなど、安全性にも配慮した設計となっている。

「ヒューリックロジスティクス野田II」概要

所在地:野田市花井新田字横内前291-4ほか
敷地面積:7419平方メートル
延床面積:1万6694平方メートル
アクセス:常磐自動車道・柏ICから6.2キロ、東武アーバンパークライン・野田市駅から徒歩17分
構造・規模:地上4階建て、鉄筋コンクリート造(1-3階柱)+鉄骨造(梁・4階柱)
完成:2025年2月

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LOGISTICS TODAY編集部
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