調査・データコリアーズ・インターナショナル・ジャパン(東京都千代田区)は20日、「2024年第4四半期のAPACキャップレートレポート」を発表した。
レポートによると、アジア太平洋地域では厳しい経済環境下でも景況感が上昇している。特にリテールセクターは前四半期のキャップレート変動の主要因となり、市場動向の変化がみられた。祝祭シーズンに伴う個人消費の増加が要因とされ、中国、香港、バンコク、ベンガルールなどでリテール分野の活性化が確認され、オークランドではリテールおよびインダストリアルセクターでキャップレートに変動があった。
インダストリアルセクターでは物流・倉庫物件の成長が続いており、安定した成長を示しており、東京では都心部のオフィス賃料が上昇し、投資意欲の改善がみられる。中国では投資活動が活発化し、賃料と稼働率が安定し、香港では流動性の高い投資家層が資産取引を主導している。バンコクでは観光業の回復を背景に高級ショッピングセンターが成長し、インドでは商業取引の活発化やムンバイのオフィス供給増加によりハイストリートエリアの資本価値が上昇している。
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