調査・データ企業向けソフトウエア開発のウイングアーク1st(東京都港区)は21日、製造業の69.2%が、カーボンニュートラルを実施しているとする調査結果を公表した。
調査は製造業(売上200億円以上)に勤める設計・生産技術・製造技術・品質管理の責任者らを対象に先月15、16の両日、インターネットを通じて実施。315人から回答があった。
調査結果によると、カーボンニュートラルについて「現在取り組んでいる」が69.2%、「今後取り組む予定がある」が17.8%だった。さらに、「取り組んでいる」と回答した人に「目標設定は明確だと感じるか」と尋ねたところ、「明確だ」が82.6%、「明確ではない」が7.8%となった。
また、「取り組んでいる」「取り組む予定がある」と回答した人に、「課題として感じていること」を複数回答で尋ねたところ、「システム投資のコスト負担が大きい」が48.9%と最も多く、「人材・ノウハウが不足している」31.0%、「取り組みの効果が見えにくい」28.8%が続いた。
「カーボンニュートラルに取り組む企業と取り組まない企業とを比較したとき、10年後にどのような違いが生じていると思うか」との問いには「取引機会の数に差が生じている」が41.3%、「環境規制対応に必要なコスト負担額に差が生じている」が35.2%などとなり、明確な差が生じていると考えている人が多かった。
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