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GLP、神奈川県座間市に13万m2の物流施設を開発

2013年9月5日 (木)
GLP座間の完成予想図

GLP座間の完成予想図

ロジスティクスグローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は4日、首都圏で新たなマルチテナント型物流施設「GLP座間」を開発すると発表した。

工場跡地を再開発して総延床面積13万平方メートルの大型物流施設を建設するもので、カナダ公的年金運用機関のカナダ・ペンション・プラン・インベストメント・ボード(CPPIB)と折半出資による「GLPジャパン・デベロップメント・ベンチャー」が、6番目の開発プロジェクトとして手掛ける。

同合弁事業が手掛けた開発物件の投資総額は796億円(8億200万米ドル)に達する。竣工は2015年7月。

GLP座間は、11年12月に取得した元自動車工場の跡地に建設。総延床面積3万5000平方メートル(平屋)の建物は、既に解体が始まっており、完成後は総延床面積13万平方メートル・5階建ての先進的物流施設となる。総開発コストは209億円(2億1000万米ドル)となる見込み。

施設は各階に大型車両が直接乗り入れ可能なランプウェイ2基を備えるほか、免震構造の採用など災害時の対応にも配慮する。

神奈川県に立地するGLPの施設としては7か所目で、開発中のGLP厚木、GLP綾瀬のほか、稼働中の4施設があり、トータルの稼働率は99%となる。

GLPの帖佐義之社長は「座間は高い需要があるにもかかわらず、まとまった条件の良い土地の取得が困難。こうした希少な立地に建てられるGLP座間は、革新的特色を持つ最新鋭の大型施設として再開発され、地域での最適なソリューションをテナントに提供する」と話している。

■GLP座間の開発概要
所在地:神奈川県座間市
敷地面積:6万1000平方メートル
延床面積:13万平方メートル
賃貸可能面積:11万平方メートル
着工:2013年8月に既存施設の解体工事を開始
竣工:2015年7月