ロジスティクスアルプス物流(横浜市北区)は、太陽誘電(群馬県高崎市)の物流拠点の運用事例を発表した。分散運用を支援し、輸送コストの削減と環境負荷の低減を実現した。太陽誘電は2025年の増産体制強化に向け、高崎のロジスティクスセンターに集中していた在庫運用を見直し、成田を活用した2拠点体制へ移行した。
これまで、海外工場で製造された製品は航空輸送後、太陽誘電の高崎センターに集約されていた。しかし、調査の結果、40%の納入先が首都圏に集中しており、成田での直接保管・配送が効率的と判断された。この運用変更により、高崎への輸送が不要となり、リードタイムが短縮。さらに、輸送距離の削減によりCO2排出量を削減した。また、同社の倉庫管理システム「ACCS」を成田にも導入し、既存の運用をそのまま適用することで、移管のスムーズな立ち上げを実現した。
さらに、成田倉庫では最新の自動化技術を導入し、物流業務の効率化を推進。従来、ハンディターミナルを使用していたスキャン作業を画像認識技術に置き換え、作業工数を削減した。ことし4月には、成田営業所に最新のカートン自動倉庫を導入し、省人化とスペース活用を促進し、増産体制の強化に対応しつつ、持続可能な物流運営を支える方針だ。
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