
▲冒頭で挨拶に立った坂本克己会長
ロジスティクス全日本トラック協会(全ト協、東京都新宿区)は6日、第209回理事会を都内ホテルで開催し、「令和7年度事業計画書(案)」など審議事項を確認した。また、報告事項として、貨物自動車運送事業法の改正案とトラック特別措置法の導入について、それらの必要性を出席者に説明した。
この中で、全ト協から運送事業の許可の有効期限を5年間に設定する更新制を導入し、適正運賃の収受を促進する仕組みを構築すること。下請け構造の適正化を図るための規制を検討し、荷主に対する指導や罰則を強化することを政府に要望するなど、適正な運営の促進について言及した。また、トラック特別措置法の導入について、許可の更新制に伴う国土交通省のマンパワー不足を補うための新たな機関を設立し、適正競争を促進するための財源措置を規定することを提言した。
会の冒頭で挨拶に立った坂本克己会長は「法改正も必要だが、同時に、白ナンバーの存在は看過できない。平気で白ナンバーを使う不埒な荷主もいる。ぜひ、会員の皆様にも白ナンバー撲滅を呼びかけてもらいたい」と述べた。
▲左から加藤勝信衆議院議員、自由民主党幹事長の森山裕衆議院議員
閉会後、同ホテル内で全日本トラック事業政治連盟・政経懇談会が開かれた。登壇した自由民主党幹事長の森山裕衆議院議員は「トラックドライバーの皆さんの暮らしを向上させるにも、公明党と一緒になって、早期の法改正を目指してまいります」と挨拶した。さらに、自民党トラック輸送振興議員連盟会長の加藤勝信衆議院議員が挨拶に立ち、「トラックドライバーを支えることは、輸送業界のみならず、日本経済を支え、安定化する基盤を作る。これからもトラック業界を応援していきたい」と力強く語った。

▲元公明党代表の山口那津男氏
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