サービス・商品PortX(東京都港区)は12日、サプライチェーンリスクマネジメント(SCRM)領域への参入を発表し、新サービス「Resilify AI」の事前受付を開始したと発表した。Resilify AIは、グローバルなサプライチェーンにおけるリスクを可視化し、リアルタイムでの分析を可能にするAIプラットフォームで、物流業界を含む企業向けに提供される。
同社は、これまで輸送費の入札管理や出荷指示管理などのクラウドソリューションを提供してきたが、サプライチェーンのリスク管理に関する需要の高まりを受け、Resilify AIの開発に着手した。同サービスは、AIを活用して一次(Tier1)から三次(Tier3)までのサプライヤーを可視化し、リスクの影響範囲を迅速に把握することが可能となる。
Resilify AIの特徴として、リスク要因の早期検知と対策提案が挙げられる。AIによる分析により、地政学的リスクやサプライヤー倒産リスクなどを予測し、最適な輸送ルートや代替調達先を提案する。さらに、PortXの既存サービスである「入札管理クラウド(PortX RFQ)」「輸送管理クラウド(PortX Works)」「請求管理クラウド(PortX Bill)」と連携し、物流データを活用した精度の高いリスク分析を実現する。サービスの市場導入は2025年秋を予定しており、26年以降は業種や地域を拡大する方針だ。
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