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宝酒造、英国の日本食材輸入卸を買収

2013年9月24日 (火)

M&A宝ホールディングスは24日、子会社の宝酒造が英国の日本食材輸入卸会社「タザキ・フーズ」の経営権を取得するため、全株式を所有する持株会社T.タザキ&カンパニーの発行済株式すべてを19日付で取得したと発表した。

宝酒造の100%子会社「宝ヨーロッパホールディングス」を通じて取得したもので、日本食材卸販売網を拡大するとともに、2010年に買収したフーデックス社との協業による事業拡大を目指す。グループの酒類・調味料製品の売上拡大も見込んでいる。

宝酒造は、海外酒類事業、日本食材卸事業の事業拡大を積極化しており、10年4月にフランスの日本食材輸入卸会社・フーデックス社の発行済株式の80%を取得し、欧州で日本食材卸事業に参入。

12年11月には、米国の日本食材輸入卸会社で宝HD持分法適用会社「ミューチュアルトレーディング」の第三者割当増資を引受け、持分を45%に高めるとともに、北米事業の拡大に向けてパートナーシップを強化した。

タザキ・フーズ社はロンドンなど英国主要都市で日本食レストランや小売店に日本食材を販売する有力卸会社。