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川崎重工、無人ヘリで送電鉄塔向け物資輸送

2025年3月14日 (金)

▲有人ヘリコプターでの物資輸送の様子(出所:川崎重工)

調査・データ川崎重工業、かんでんエンジニアリング(大阪市北区)、朝日航洋(東京都江東区)は13日、「送電鉄塔向け物資輸送における協業検討に関する合意書」を締結したと発表した。川崎重工が開発する無人ヘリコプター「K-RACER」を活用し、送電鉄塔向け物資輸送サービスの事業化を目指す。

国内には24万基の送電鉄塔が設置されており、設備更新や保守作業に伴う資機材輸送が必要とされている。山間部にある送電鉄塔では、従来、有人ヘリコプターやモノレール、人肩運搬などが用いられてきた。しかし、労働人口の減少を背景に、新たな輸送手段の確立が求められている。3社は、最大200キロの物資を運搬できるK-RACERを活用し、この課題の解決に取り組む。

川崎重工は、送電鉄塔向け市場だけで数十機、全市場では数百機の機体需要を見込んでいる。K-RACERの基本仕様は、メインローター直径7メートル、航続距離100キロ以上、連続運用可能時間1時間以上で、ハイオクガソリンを燃料とする。同社は今後、無人物資輸送の実証試験を進め、災害対応やそのほかの用途への展開も視野に入れている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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