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飯野海運、みずほ銀行と大型液化エタン船融資契約

2025年3月24日 (月)

ロジスティクス飯野海運は21日、大型液化エタン船(VLEC)を対象に、みずほ銀行と「サステナブルシッピング・インパクトファイナンス」の融資契約を締結したと発表した。海運業界の脱炭素化に向けた第一号案件となる本契約は、CO2排出削減に配慮した高環境性能の船舶を対象とする制度で、船舶の運航に関するKPI設定と定期的な対話により、環境負荷低減を促進する。

本件では、飯野海運が建造する新造の大型液化エタン船が対象となる。同船は、重油のほか、従来の燃料油よりCO2排出量が少ないエタンを使用可能な二元燃料主機関を搭載しており、2025年後半の完成を予定している。みずほ銀行は、本制度を通じて、対象船の環境性能を日本海事協会の評価に基づいて審査し、融資を実施する。借入先は、飯野海運の100%子会社ナイツブリッジ・ナビゲーションで、融資の実行は2025年10月を予定している。

同制度は、日本格付研究所による意見書を取得しており、環境省の「インパクトファイナンスの基本的考え方」に準拠する。同社は、23年5月に策定した中期経営計画に基づき、30年までにトンマイル当たりの温室効果ガス排出量を20年度比で20%削減、不動産業では13年度比で75%削減する目標を掲げている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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