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飯野海運、みずほ銀行と海運初の環境評価融資契約

2022年2月22日 (火)

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環境・CSR飯野海運は21日、みずほ銀行(東京都千代田区)との間で、海運業界として初の環境評価融資商品「Mizuho Eco Finance」(みずほエコファイナンス)のコミットメントライン契約を締結したと発表した。みずほ銀行と参加金融機関が、飯野海運のサステナビリティの取り組みについてファイナンス面で支援する。

飯野海運は、環境配慮型企業として評価されることにより、ファイナンス面の利点も生かしながら企業価値向上を図る。

みずほエコファイナンスは、脱炭素社会への移行に向けた企業の取り組み支援を目的に、みずほ銀行が提供する環境評価融資商品。グローバルに信頼性の高い環境認定や評価などを取り入れたみずほリサーチ&テクノロジーズの環境評価モデルにより企業の取り組みや指数がスコアリングされ、一定のスコア以上を獲得した企業に対し融資を契約する。

飯野海運グループは、中期経営計画「Be Unique and Innovative.(ビー・ユニーク・アンド・イノベーティブ) : The Next Stage(ザ・ネクスト・ステージ)‐2030 年に向けて‐」で気候変動を重要課題の一つと位置づけ、温室効果ガス排出量削減目標の策定やサステナビリティへの取り組みを推進する。

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気候変動がもたらす事業へのリスクや機会に対する分析と対応を強化するとともに関連情報の開示拡充に努めるため、2021年7月にTCFD(気候関連 財務情報開示タスクフォース)提言に賛同するなど、経営戦略の軸にサステナビリティを据える。

みずほエコファイナンスのコミットメントライン締結にあたり、TCFD提言への賛同に加えて、海運部門と不動産部門それぞれにおいて温室効果ガス排出量削減目標を掲げていること、サプライチェーン全体で年度ごとのCO2排出量を開示していることなども評価された。

飯野海運グループは、このたびのみずほエコファイナンスのコミットメントライン契約締結を契機として、気候変動への対応を含めたサステナビリティへの取り組みを推進していく。