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錨泊中のLNG補給可能に、ガイドライン改定

2025年3月28日 (金)

行政・団体国土交通省は27日、錨泊中のLNG燃料船に対して燃料補給を可能とする内容に改定された「LNG移送のオペレーションガイドライン・マニュアル」(LNGバンカリングガイドライン)を公開したと発表した。ガイドラインの見直しは、海運事業者のニーズに応えたもので、LNG燃料船の普及と円滑な燃料補給の実現を目的としている。

改定では、錨泊中のLNGバンカリングを安全に実施するための条件が新たに追加された。風速5メートル毎秒以下、波高1メートル以下、視程500メートル以上といった気象海象条件のほか、係留索の長さと張力のバランス、周辺船舶への注意喚起、係留索の監視などが求められる。ガイドラインの改定に先立ち、有識者や関係業界、関係省庁からなる検討委員会が設置され、動揺シミュレーションなどを基に条件が策定された。

今回の改定により、従来は港湾施設等での係留中に限定されていたLNGバンカリングが、錨泊中にも対応可能となる。これにより、港湾での滞船時間の短縮や運航スケジュールの柔軟化が可能となり、LNG燃料の利用を進める船舶の物流効率が向上する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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