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八面六臂、物流会社などに増資割当て1.5億円調達

2013年10月7日 (月)

話題鮮魚流通のプラットフォーム化を進める八面六臂(東京都新宿区)は7日、物流会社のウインローダー(東京都杉並区)など3社を引受先とする第三者割当増資で1.5億円を調達し、顧客基盤の拡大に取り組むことを発表した。物流会社と提携することで、内陸部への進出や全国展開に向けたIT、物流機能の強化を図る。

八面六臂の増資を引き受けるのは、ピグマリオン2号投資事業有限責任組合(東京都中央区)、ベクトル、ウインローダーの3社で、ピグマリオン2号のアドバイザーを務める藤野英人氏(レオス・キャピタルワークス最高運用責任者)が取締役に、西江肇司氏(ベクトル社長)がアドバイザーにそれぞれ就任する。

ベンチャーキャピタルからの出資だけではなく、戦略的な事業パートナーからの出資としてPR事業を展開するベクトル、物流基盤を提供するウインローダーからの出資を受入れることで、事業拡大のスピードを加速させる狙い。新規エリアへの展開、顧客基盤の拡大を図るため、調達資金は人材強化、システム開発を中心とした設備投資に充てる。

同社の松田雅也社長は、物流会社と組む狙いについて「物流と直結するバックヤード部分を重視したシステム開発に注力することで既存の仕組みとの差別化を図り、最新のITと物流を武器に全国展開へつなげたい」と話している。

同社は「鮮魚に関する需要と供給を情報システムで処理し、最適な物流網で商品を届けるプラットフォームサービスを提供することで、鮮魚業界の流通構造を再編し、失われつつある水産食文化を取り戻していく」としている。

■八面六臂の物流センターの位置
[googlemap lat=”35.666462″ lng=”139.769659″ align=”undefined” width=”440px” height=”240px” zoom=”15″ type=”G_NORMAL_MAP”]東京都中央区築地4丁目5−4[/googlemap]