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丸紅、リース向けに航空機20機を保有

2010年12月9日 (木)

産業・一般丸紅は9日、丸紅欧州とともに、欧州銀行のDVB銀行が管理、運営している投資ファンド「デュカリオン・リミテッド社」と、シンガポールに合弁事業会社「エムディー・アヴィエーション・キャピタル社」(MDAC社)を設立し、航空機のオペレーティングリース事業に共同で投資を行うことで合意した、と発表した。

 

MDACは丸紅、デュカリオン・リミテッド社が折半出資する事業会社で、アジア・欧州を中心とした世界各国の航空会社向けに航空機のオペレーティングリース事業を行う。

 

航空市場は、新興国などでの需要の伸びや世界的な規制緩和に伴い今後も拡大が見込まれており、航空会社による航空機リース需要も増加傾向にある。MDACは丸紅とDVBのネットワーク、知見を活かし、事業開始後2年をめどにエアバス社、ボーイング社などの航空機約20機を保有し、その後も事業拡大を図る。

 

丸紅グループは民間航空業界で、旅客機・ビジネスジェット機・航空機用エンジンの代理店、航空機材関連開発投資の実施、航空機用部品整備・リースや地上支援業務などの提供を行っており、今般航空機リース事業に参入することにより、幅広いサービスを提供する。