公募・入札国土交通省は1日、「ゼロエミッション船等の建造促進事業」の二次公募を開始した。環境省と連携し、水素やアンモニアなどを動力源とする次世代船舶の建造を支援することで、国内供給体制の早期確立と産業競争力の強化を図る。二次公募期間は4月1日-5月20日までで、応募書類はゼロエミッション船等の建造促進事業事務局を通じて受け付ける。
本事業では、水素やアンモニア、LNG、メタノール、電力(バッテリー)を推進エネルギーとする船舶に用いる関連舶用機器の生産設備整備や、それらを船舶に搭載するための艤装プラットフォームの整備を支援対象とする。補助率は大企業が3分の1以内、中小企業が2分の1以内とされており、2025年度から10年度の予算額は合計65億円を見込む。
物流分野においても、本事業によるゼロエミッション船の普及は温室効果ガス排出削減のみならず、港湾インフラとの統合やエネルギー供給体制の高度化に寄与することが期待されている。水素やアンモニアなどの燃料供給ネットワークの構築は、船舶だけでなく、周辺の陸上物流システムにも波及効果の可能性がある。
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