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JR貨物、建設用の150メートルレールを初輸送

2025年4月2日 (水)

▲150mレール貨物鉄道輸送のイメージ(出所:鉄道・運輸機構)

ロジスティクス鉄道・運輸機構(横浜市中区)は1日、北海道新幹線の建設用150メートルレールの貨物鉄道輸送を開始すると発表した。青函トンネルを経由する150メートルレールの貨物輸送は初の試みとなる。

整備新幹線のレール敷設は、これまで製鉄所で製造された150メートルの長尺レールを、輸送のために25メートルに切断して対応してきた。切断したレールは、船舶による海上輸送とトレーラーによる陸上輸送を組み合わせて建設現場へ運搬していた。今回の一貫輸送方式の導入により、建設現場でのレール溶接作業を大幅に減らせる。作業効率の向上と工期の短縮が見込める。

出発セレモニーは、北九州市八幡東区の日本貨物鉄道(JR貨物)の貨物ヤードで18日9時30分より執り行う。関係者や地域の代表者が出席し、この画期的な長尺レール輸送の開始を祝う。到着セレモニー21日13時50分から、北海道長万部町の函館本線長万部駅構内で開催する予定。この輸送は日本列島を縦断する2100キロの長距離輸送となり、国内の鉄道貨物輸送としては最長級の距離となる。

同機構は今回の取り組みについて「溶接箇所の削減により、施工品質の向上と工期の大幅な短縮を実現し、環境負荷の低減を目指すモーダルシフトの推進にも大きく貢献する」と説明した。関係者からは、従来の輸送方式と比べて作業員の負担軽減や安全性の向上が期待できるとの声が上がった。

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LOGISTICS TODAY編集部
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