
▲救命筏への乗り込み訓練(出所:井本商運)
環境・CSR井本商運(神戸市中央区)は1日、グループ会社の神戸海洋技術(同)が「STCW基本訓練(内航船限定1日コース)」の営業を開始すると発表した。同訓練は3月25日に国土交通省海事局より開講の認可を取得しており、第1回は4月24日に実施される予定で、以降は年12回の開催を計画している。
STCW基本訓練は、全ての船員が5年ごとに受講を義務付けられているもので、消火・消防訓練と生存訓練の2項目で構成されている。前者はポートアイランド内公共ふ頭、後者は神戸YMCAファミリーウエルネスセンターで実施する。粉末消火器の使用や救命筏への乗り込みなど、実践的な内容を1日で完了できる点が特長で、各訓練は座学や視聴覚教材で一部代替する。
物流現場の安全確保は、輸送の安定性と直結する課題であり、船員の訓練強化はその根幹を支える。同社は今後、外航船向けの1.5日コースの開講も予定しており、内航のみならず国際物流の人材育成に取り組む姿勢を示している。
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