
(出所:日本ドローンビジネスサポート協会)
調査・データ日本ドローンビジネスサポート協会(岡山市北区)は4日、岡山県笠岡市の笠岡ふれあい空港と白石島ヘリポート間で、レベル3.5に対応したドローンによる危険物の海上輸送実証を行ったと発表した。協力団体はMASC(岡山県倉敷市)で、社会実装に向けた検証の一環として、2月23日に大型ドローンを使った試験飛行が行われた。
物流実験では、最大飛行距離16キロ、重量65キロの大型機「DJI FlyCart 30」を用い、9キロの海上区間を自動飛行で往復した。輸送物資には、災害時の備えとしてポータブル電源と衛星通信機器「StarLink Mini」を選定。防火梱包によって安全性を確保したうえで、補助者なしの目視外飛行(レベル3.5)や遠隔操作による自動離着陸技術の有効性を検証した。
今回の結果は、離島における持続可能な物流システム構築の重要な指針となる。笠岡市や地元企業の協力のもと、実験で得られたデータを基に安全性や効率性の課題を洗い出し、今後の実用化と「空飛ぶクルマ」活用の可能性も視野に、物流インフラの革新に向けた取り組みを進める。
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