サービス・商品システム開発・導入支援のRICE CLOUD(ライスクラウド、さいたま市南区)は11日、社内の受発注や販売、在庫管理などの業務システムを統合し、外部システムとも柔軟に連携できる「業務データ統合支援サービス」の提供を今月から開始したと発表した。
同サービスは、Dynamics 365やOracle NetSuiteなどのクラウドERPの業務基盤を中心に倉庫管理システム(WMS)やBIツール、電子請求システム、取引先ポータルなどの既存システムを連携させ、リアルタイムでデータを統合し、業務効率化や経営判断の速度向上を図る。
また、電子請求システムと連携して、請求処理の効率化が可能になるほか、取引先B2Bポータルと接続して注文処理の自動化もできる。
近年、企業の業務システムはクラウド化が進む一方で、業務ごとに個別システムを導入していることが多く、データが分断され、部門間での情報共有や業務プロセスの一貫性に課題があるケースも少なくない。
特に中堅や大手企業では、販売や在庫、受発注に関する基幹業務のシステムが拠点や部門ごとに異なり、リアルタイムでの状況把握が困難な傾向がみられる。また、WMSや電子請求、BIツールなど外部システムとの連携ができていないため、手作業による転記や確認業務が生じ、入力ミスの発生やチェックの手間などが業務全体のパフォーマンスを下げる要因となっているケースもある。
同社は、こうした課題を抱える企業に対し、業務の統合設計からシステム連携の導入、運用定着までを一貫して支援しており、今回、業務データ統合支援サービスとして正式に事業化することにした。
これまでの個別企業へのプロジェクト支援では、受発注業務の処理スピード30%向上や、出荷処理の自動化による物流部門の作業時間20%削減、請求処理工数の40%以上削減といった効果が報告されている。
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