サービス・商品AIデータ(東京都港区)は9日、生成AI(人工知能)を活用してEC(電子商取引)業務を横断的に支援するモジュール「AI孔明 on IDX for EC」の提供を開始すると発表した。受注管理や在庫、返品、配送、問い合わせ対応などのデータを統合基盤「IDX」に連携し、一元管理する仕組みで、複数のECモールとの接続にも対応している。
同モジュールは、楽天、Amazon、Yahoo!、Shopifyなどの主要モールとOMS(受注管理システム)との連携が可能。注文から配送、返品、再購入までの流れを標準化し、RAGやLLMとの連携により、生成AIが自然言語で意思決定を支援する。例えば、調達時期の提案や返品傾向の分析、問い合わせ対応文の自動生成などが可能となる。
同社は、同モジュールの実証導入を希望するEC事業者を募集しており、経済産業省の補助制度を活用した取り組みにも対応。既存システムを置き換えることなく、AIを導入できる柔軟性が特徴で、物流業務における出荷トラブル分析や在庫管理の最適化を図る。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部