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世界最小・最軽量のLiDARセンサー開発、ソニー

2025年4月11日 (金)

▲LiDAR(ライダー)デプスセンサー「AS-DT1」(出所:ソニー)

サービス・商品ソニーは11日、世界最小・最軽量ながら高い測距性能を持つLiDAR(ライダー)デプスセンサー「AS-DT1」を開発し、来年春に発売すると発表した。自律走行搬送ロボット(AMR)や調査・点検用ドローンへの搭載を想定している。

同センサーはDirect Time of Flight(dToF)方式で、計測精度や距離分解能、測距レンジなどで高い性能を発揮する。SPAD(Single Photon Avalanche Diode)センサーを組み込んだ独自開発のdToF測距モジュールを採用し、距離の計測に複数の測距点を用いることで、縦、横、奥行きの3次元での正確な距離の測定が可能になった。10メートルの距離からの計測で、屋内外ともに誤差は5センチ以内となっている。

測定できる距離も長く、屋内では40メートル、真夏の晴天の屋外でも20メートル離れた場所から正確に測定できる。このため橋梁や高速道路、ダムなど屋外での点検などで活用できる。

また、ほかの測距方式では検知が難しい、低コントラストの被写体や反射率の低い被写体までの距離も測定でき、什器や人が多い飲食店舗などでも利用できる。

サイズは幅29ミリ、高さ29ミリ、奥行31ミリで、重さ50グラムと世界最小・最軽量。筐体にはアルミニウム合金を採用することで、軽量化と堅牢性を両立した。このため、組み込みスペースが限られる自律走行搬送ロボットやドローンなどにも採用しやすい。

同社はAS-DT1を、今月23日から東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「Japan DX Week」に出展する。

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LOGISTICS TODAY編集部
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