調査・データフードデリバリー情報メディア「おいしいデリバリー」を運営するAMO(東京都世田谷区)は14日、現役のフードデリバリー配達員272人を対象に、報酬に関するアンケート調査を実施した結果を公表した。調査では「Uber Eats(ウーバーイーツ)」「出前館」「Wolt(ウォルト)」「menu(メニュー)」の4サービスについて、配達1件あたりの報酬単価や平均時給を比較した。
配達1件あたりの平均報酬は、1位が出前館(653円)、2位がWolt(610円)、3位がUber Eats(592円)、4位がmenu(577円)だった。出前館は高単価のため、件数が少なくても効率よく収入を得られるのが特長である一方、Uber Eatsは報酬単価はやや低いものの配達依頼が多く、安定して稼ぎやすい傾向が見られた。平均時給は1位が出前館(1438円)、2位がUber Eats(1351円)、3位がWolt(1334円)、4位がmenu(1324円)となった。
同社の分析では、出前館は高単価であることに加え、効率的な稼働が可能な点から時給面でも高い結果となったが、エリアや時間帯により配達件数が安定しないこともあり、働く地域の特性を把握することが重要。一方、「Uber Eats」は配達依頼数が多く、安定した収入を確保しやすいというメリットがあるとした。また同社が特性を踏まえた上でおすすめのサービスとしたのが、短時間で効率よく稼ぎたい場合は「出前館」、安定した仕事量を確保したい場合は「Uber Eats」、柔軟に掛け持ちして働きたい場合は「Wolt」、長時間じっくり稼ぎたい場合は「menu」だった。
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