財務・人事ユーピーアール(東京都千代田区、upr)が14日に発表した2025年8月期第2四半期決算(連結)によると、売上高が前年同月比3.5%減の75億600万円、営業利益が同59.9%減の1億6800万円、純利益が54.8%減の1億4300万円と減収減益だった。
主力の物流事業は、売上高が対前年同期比2%減の70億3700万円、セグメント利益が同15.4%減の9億6800万円となった。輸送用レンタルパレットは前期に受注した紙加工品の取り組みがスタート。家庭紙パレット共同利用研究会での専用パレットを活用した共同利用・共同回収の取り組みが順調に推移した。またフローズン業界(冷菓・冷食)でパレット回収ネットワークを活用した取り扱いが増加。玄米輸送は36県まで拡大し堅調に推移した。
保管用レンタルパレットについては依然としてモノの動きが弱く、想定していた需要の回復には至らなかった。販売は国内物流拠点への投資が堅調に推移する中で需要の後ろ倒しがあったこと、および前年に計上したベトナムの大口スポット案件の影響により減少した。物流IoTは、医薬品などの高付加価値商品輸送(GDP)は堅調に推移したものの、機器販売が減少した。アシストスーツは大手量販店においてサポートジャケットシリーズを追加受注するなど販売数は増加した。
コネクティッド事業は売上高が21.2%減の4億6800万円、セグメント損失9300万円(前年同期はセグメント損失7700万円)となり、前年に計上した大口スポット販売案件をカバーするに至らなかった。ICT(情報通信技術)においては、駐車場遠隔監視ソリューションの前倒し受注があり堅調に推移した。DX(デジタルトランスフォーメーション)タグは新アプリの提供を開始し、物品管理などの実証実験を継続しているものの商品評価損が通期にそのまま影響する見込み。ビークルソリューションは、カーシェアリングシステムのリプレイス案件の前倒し受注があり順調に推移した。
通期業績予想は直近と変わらず、売上高が前期比0.9%増の156億円、営業利益が同48.1%減の3億円、純利益が36.4%減の3億8000万円とした。
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