財務・人事日野自動車は24日、2025年3月期の連結決算を発表した。売上高は前年比11.9%増の1兆6972億円、営業損益は同574億9000万円の黒字(前期は81億300万円の赤字)と黒字転換を果たした。
収益改善の主因は、国内の大型トラック出荷再開やトヨタ向け車両の増加、為替円安の影響。国内販売台数は前期比13.8%増の4万1000台。トヨタ向け車両は46.2%増の15万2000台となった。
一方、北米認証関連の特別損失2584億円や豪州訴訟和解金87億円を計上したため、最終損益は2178億円の純損失となった。なお、財務体質改善のため日野工場の土地売却による345億5300万円の固定資産売却益も計上した。
26年3月期の見通しは、売上高1兆5000億円(11.6%減)、営業利益400億円(30.4%減)。アジア経済低迷の影響で販売減が見込まれるものの、純利益は200億円の黒字を予想する。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部