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日野1Qは165億円赤字、不正認証特損や海外不調で

2023年7月28日 (金)

財務・人事日野自動車が27日に発表した2024年3月期第1四半期決算は売上高が前年同期比4.5%増の3719億1400万円、営業利益が同73.7%減の11億3400万円、経常利益が61.7%減の28億5800万円、最終損益は165億2400万円の赤字となった。

トラック・バスの売上台数に関して、国内ではエンジン認証不正に起因する出荷停止が痛手となったが、一部の出荷再開で5.3%増とやや持ち直した。海外では主にASEAN(東南アジア諸国連合)で販売減となり、11.5%減少と不調だった。日野ブランドのトラック・バスは国内外合わせて前年同期より2700台(7.3%)少ない3万4400台、トヨタ向け車両は小型トラックとSUVともに減少し、4500台(12.7%)少ない3万900台。

損益面では為替円安は継続しているものの、海外売上台数の減少や材料市況の悪化などで営業利益、経常利益ともに減益となった。また、国内認証関連のサプライヤー・顧客などに対する補償として130億5900万円を特別損失として計上したのもあり、大幅な赤字に膨れた。

24年3月期の通期連結業績は、売上高が前期比12.8%増の1兆7000億円、営業利益が同14.9%増の200億円、経常利益が5%減の150億円、最終損益は100億円の黒字と当初予想からの変更はない。

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LOGISTICS TODAY編集部
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