メディカルライオンは25日、小田原工場内に環境配慮型の医薬品新工場が完成したと発表した。一般用医薬品市場の堅調な推移を背景に、安定的な生産供給体制の構築と生産能力増強を目的として建設した。
新工場では原材料搬送の自動化や生産プロセス効率化により、生産能力が1.4倍に向上する。海外輸出拠点化に向け、国際基準であるPIC/S GMPガイドラインにも対応した製造管理体制を整備した。

▲テープカットの様子(出所:ライオン)
新工場は環境配慮型の施設として、一次エネルギー消費量を50%削減し、建築物省エネルギー性能表示制度(BELS)における「ZEB Ready」認証を取得した。これにより脱炭素社会の実現に寄与する取り組みを加速させる。従来型のガスボイラーを廃止し、ヒートポンプチラーを採用することで、CO2排出量の削減も図った。ライオンの工場で「ZEB Ready」認証を取得するのは今回が初めて。
物流面では、原材料などの搬送を自動化することで生産ラインへの供給効率が大幅に向上し、工場内の物流体制が強化された。また、従業員の働きやすさにも配慮し、コミュニケーション活性化を目的とした休憩室を新設した。
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