行政・団体国土交通省は28日、フィリピン・ダバオ市バイパス建設事業において、トンネルの貫通式を開催し、中野洋昌国土交通大臣が出席したと発表した。
このバイパス建設事業は、ミンダナオ島ダバオ市内の交通渋滞緩和や物流改善を目的としたもので、円借款により実施されている。事業は30キロの区間に及び、うち2.3キロを占めるトンネル区間を含む工区を清水建設と竹中土木などが受注。トンネルは25年3月に貫通し、フィリピン初となる本格的な道路トンネルとなった。
国交省は、21年11月にフィリピン公共事業・道路省との間でトンネル建設・運営・維持管理に関する連携協定書を締結し、その後もワークショップなどを通じた技術協力を継続してきた。これらの取り組みや建設事業を通じて、日本のトンネル掘削技術や補助工法、計測技術、法面工法などの技術が活用され、フィリピンにおけるインフラ整備の促進と日本企業の海外事業拡大が期待されている。
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