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音声メディアきっかけにネットショップ検索は半数

2025年4月30日 (水)

調査・データEC(電子商取引)事業者向け物流サービスを展開する醍醐倉庫(東京都大田区)は28日、音声メディアの商品紹介をきっかけに商品を検索したことがある音声メディア利用者は51.3%だったとする調査結果を公表した。同社は「音声メディアはEC市場で新たなマーケティングチャネルとしての可能性を秘めている」としている。

同社は音声メディアの普及によって、ネットショップ購買者の行動に変化が生じているのかを確認するため、3月25日に20代から60代以上の音声メディア利用者、男女300人(男性152人、女性148人)を対象にアンケートを行った。

アンケート結果によると、音声メディアで商品の紹介を聞いたことがある人は、300人中247人で、82.3%を占めた。音声メディアでの商品紹介を聞いて興味を持った人は同人中173人で57.7%。商品を検索したことがある人は154人と半数を超えた。

また、商品紹介で、購入意欲を高める情報について尋ねたところ、「使用者の体験談やレビュー」が最も多く103人で34.3%、次いで「商品の詳細な説明」の95人(31.7%)、「割引やキャンペーン情報」の64人(21.3%)などが続いた。

最も多く利用されている音声メディアは「Spotify」(ポッドキャスト)で187人と全体の62.3%を占めた。次に「Voicy」「Apple Podcasts」がともに24人の8%で、そのほかの「stand.fm」「Spoon」「Radiotalk」といったサービスは10人以下だった。

同社は「音声メディアは消費者の購買意欲を高め、具体的な行動を促す効果も期待できる。音声メディアでの情報発信を、ネットショップへの誘導につなげる施策を検討することで、売上向上に貢献できる可能性がある」としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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