メディカル空飛ぶクルマの開発企業SkyDrive(スカイドライブ、愛知県豊田市)は8日、台湾のドローンシステム会社7A Dronesと台湾政府の研究開発機関・工業技術研究院(ITRI)と、空飛ぶクルマの事業化に向けた業務提携を結んだ。

(出所:SkyDrive)
3社は台湾の澎湖諸島で、空飛ぶクルマを活用した医療輸送インフラの構築を目指す。第1弾として、馬公市の病院と虎井嶼間のルートを計画する。澎湖諸島は大小90の島々で構成され、19の島に人が住むが、2次離島では救急医療体制が課題となっている。
同時に7A Dronesから、空飛ぶクルマ最大10機のプレオーダーを受注した。台湾政府が掲げる先進航空モビリティ(AAM)政策の初期モデルとして、2028年以降のサービス開始を計画している。
SkyDriveの福澤知浩CEO(最高経営責任者)は「台湾、特に離島地域では救急医療に関する重要な課題があり、空飛ぶクルマがその解決の手段として期待されている」と述べた。同社は澎湖諸島でのモデル構築を足がかりに、台湾の他エリアでの都市型航路構想や、観光・医療への展開を検討する。
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