エコ配、電気三輪自動車の実用化実験に参加

環境・CSRエコ配（東京都港区）は30日、日本エレクトライクが今月から実施している電気三輪自動車の商用実証実験に参加する、と発表した。

日本エレクトライクは、インドから輸入した三輪自動車に改造を施し、軽量車体と必要最小限の機能を備えて配達業務ユーザーをターゲットに小型電気輸送車両を開発。この車両の環境性能と独自技術、事業者と連携した環境技術の「見える化」が評価され、「かわさき環境ショーウィンドウ・モデル2013」の認定を受けて、宅配、建設業5社と共同で実証実験を開始した。

実験は2014年3月末まで実施されるが、「環境に優しい宅配便」を志向するエコ配では、電気三輪自動車の将来性を見据えて実証実験に賛同し、参加することになった。

エコ配は、通常業務の中で得られた走行データなどを日本エレクトライクに無償提供することで、製品の実用化に協力する。

■日本エレクトライクの松波登社長のコメント
「エコ配が、宅配業務を効率化することでコストを下げつつ、環境負荷をゼロに近づけるという事業コンセプトは、エネルギー効率の高い電気3輪自動車の開発・普及により、CO2を削減しようとする当社の理念と合致する。今回の実証実験により、環境に優しい配送業のさらなる可能性をエコ配と実証したいと思う」