事件・事故佐川急便は12日、同社を装った迷惑メールに関する注意喚起を行った。同社への問い合わせが急増していることを受け、このような迷惑メールに記載されているアドレスへのアクセスや添付ファイルを開くと、コンピューターウイルスなどのマルウェアに感染する恐れがあるとしている。
同社は「お荷物の集配についてショートメール(SMS)によるご案内は行っておりません」と明記。迷惑メールかどうか不明な場合は、佐川急便の公式Webサイト内のお問い合わせページまで連絡するよう呼びかけている。
同社によると、迷惑メールの手口は多様化しており、現在確認されているのは44種類にのぼる。事例として「佐川急便不在通知サービス」「佐川急便配達失敗通知サービス」「佐川急便からの重要なお知らせ」などの件名や、「佐川急便株式会社」「佐川配達センター」「SAGAWA再配達受付センター」などの差出人名を使用した迷惑メールが確認されている。
また、「ショートメール(SMS)で届く通知」も複数確認されており、いずれも不審なリンク先が記載されている。
佐川急便は、フィッシング詐欺防止策として「EV-SSL証明書」を導入。正規サイトにアクセスすると、アドレスバーの鍵マークの横に「サイトを運営する組織名」として「SAGAWA EXPRESS Co.Ltd.」が表示され、鍵マークをクリックすると「証明書を発行した認証局」として「DigiCert SHA2 Extended Validation Server CA」が表示されるとしている。
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