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商船三井、不定期船黒字化で損益大幅改善、4-9月期

2013年10月31日 (木)

ロジスティクス[商船三井]2014年3月期第2四半期連結決算(単位:百万円)

 2014年3月期第2四半期2013年3月期第2四半期増減
売上高845,175756,96811.7%
営業利益21,792-2,379-
経常利益25,688-6,793-
当期純利益21,139-13,082-
商船三井が10月31日に発表した4-9月期決算は、不定期専用船事業が109億円の赤字から239億円の黒字に転換したことなどに支えられ、全体の損益も大幅に改善した。

不定期専用船事業は、ドライバルク船で事業改革による損益改善効果と市況回復、鉄鋼原料船、木材チップ船、電力炭船などの長期契約による安定利益が寄与し、前年同期比で増収増益、黒字化した。

LNG船部門は、日本を中心としたアジア地域の安定したLNG需要を背景に船腹需要が堅調に推移。部門損益は、長期輸送契約による安定的な収益によって前年同期並みの利益を計上した。

コンテナ船事業は、大型コンテナ船の竣工が増加したことにより、春先から運賃が下落したため、サービス合理化などで運賃修復を図った。しかし、主要全航路で運賃水準が下落し、特に欧州、南北航路ので著しく下落。北米、欧州航路は荷動きも低水準で推移した。運航コスト削減や運航効率の改善などに取り組んだが、事業全体では損失を計上した。