財務・人事センコン物流は15日、2025年3月期の連結業績を発表した。売上高は前年同期比7.3%増の188億2400万円、営業利益は同45.0%増の8億1300万円、親会社株主に帰属する最終利益は同31.9%増の5億600万円となった。
同社は第4四半期会計期間において、子会社センコン・マテリアルが運営する採石事業で特別損失を計上した。在庫製品(砕石)の一部について棚卸資産評価損として1億7200万円を特別損失に計上している。当初策定の事業計画との乖離が生じたことが原因という。
個別決算では、子会社の財政状態および経営成績による今後の事業展開の見直しを行った結果、同社に対する出資金について関係会社株式評価損として2600万円、貸付債権の一部について貸倒引当金繰入額として1億8800万円を特別損失に計上した。なお、これらは連結決算で相殺消去されるため、連結業績への影響はない。
運送事業の売上高は前年比5.2%増の48億4200万円。営業利益は同6.3倍の1億5600万円。精密機械および化学製品などの輸送量が増加したことなどが要因。自社トラック輸送の粗利益率向上も利益増に貢献した。
倉庫事業の売上高は前年比6.9%増の41億3600万円。営業利益は同6.8%増の7億7300万円。食品・米穀及び農業機械等の受注高が増加したことや、既設倉庫のメンテナンス費用が減少したことなどが影響した。
2026年3月期の連結業績予想については、売上高が前期比2.3%減の184億円、営業利益が同34.9%減の5億3000万円、最終利益が同52.6%減の2億4000万円と減収減益を見込んでいる。
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