
▲アルミ材対応箇所(出所:カヤバ)
荷主カヤバは16日、従来車比で140キロ軽量化したミキサー車を開発したと発表した。
この軽量化は、高張力鋼板を採用したドラムと一部材料を鉄からアルミ材へ変更することによって実現した。大型車MR44モデルで140キロの軽量化に成功しており、2026年1月の生産から量産を開始する予定だ。開発の背景には、近年の新型シャシーが安全性向上に伴い重量が増しており、生コンクリートの積載量を減らして運搬せざるを得ないという課題があった。軽量化によってこの問題に対応するとともに、ドラムの材料強度を上げて耐久性を向上させた。
さらに安全性や機能性も改善されている。上段ステップの大型化や手すりの変更によって転落防止と昇降性を向上させたほか、フロントステップを開閉式に変更してドライブシャフトへの給脂性を大幅に改善した。シュート支持部にはグリスニップルを追加し、ピンの摩耗や錆を低減する工夫も施された。また、油圧作動油や減速機潤滑油の交換時期を記入できるメンテナンスシールも新たに設定された。
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