調査・データダイムラートラック(ドイツ)は19日、ドイツの物流サービスプロバイダーで140年の歴史をもつウェッセルズ・ロジスティックが、メルセデスベンツの新型電気トラック「eActros 600」を導入した事例について公開した。

(出所:ダイムラートラック)
ウェッセルズ・ロジスティックは、保有する3台のeActros 600のうち2台をシフト制で運用。eActros 600を採用した理由はリン酸鉄リチウム電池による新しいバッテリー技術で、より高い充電容量と蓄電容量が可能になる点という。eActros 600には207キロワットアワーのバッテリーパックが3つ搭載されており、総容量は621キロワットアワーとなる。3台のうちの1台は今後タンデム連節車両として導入される予定で、さらに26トントラックのeActros 300とeActros 600セミトレーラートラクターを1台追加し、6月末までに稼働を開始する。
またウェッセルズ・ロジスティックは将来的に同社の電気トラック向け充電インフラネットワークにも参加する予定であり、現在、充電インフラを急ピッチで構築している。500キロワットの送電容量を持つ低電圧から中電圧への転換を進めており、出力400キロワットの充電ステーション4基の設置を計画。ホールの屋上にはピーク出力530キロワットの太陽光発電システムを設置し、1288キロワットアワーの容量を持つ蓄電池システムの稼働も開始している。
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