ロジスティクスキャセイパシフィック航空(香港)はこのほど、キャセイアカデミーでキャデット・パイロット・トレーニング・プログラムを修了したパイロット候補生の卒業式を行ったと発表した。

(出所:キャセイパシフィック航空)
キャセイアカデミーが訓練生の地上理論訓練を社内で実施するのは今回が初めて。そのほか、米国・アリゾナ州のエアロガード飛行訓練センターでの飛行訓練とフライトシミュレーターを用いたマルチクルー・コーオペレーション(MCC)訓練を受けてプログラムを修了した。34人の卒業生は同社の副操縦士として入社し操縦業務を開始する。
現在キャセイアカデミーでは500人以上のパイロット候補生が訓練を受けており、香港理工大学と共同開発したコースやマルチパス統合コースを実施。訓練生はまず地上での理論訓練を受け米国のエアロガード飛行訓練センターまたはオーストラリアのフライト・トレーニング・アデレードで飛行訓練を行う。その後、キャセイアカデミーが開発したマルチクルー・シミュレーターによる訓練を香港にあるキャセイシティ本社で実施する。
同社の訓練生パイロット養成プログラムは1988年に開始。このプログラムの卒業生は185人で、そのうち40人以上が現在訓練中の機長となっており、7人がマネジメントパイロットとなっている。ことし中にはグループ全体で130人以上の訓練生パイロットを採用することを目標としている。
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