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厚労省、6月から熱中症対策強化の省令施行

2025年5月23日 (金)

行政・団体厚生労働省は20日、熱中症対策の強化を盛り込んだ労働安全衛生規則の改正省令が6月1日から施行されることを関係機関に周知した。気候変動に伴う労働災害の増加を背景に、作業現場における早期対応と予防措置の義務化を図る内容となっている。

新たな省令では、暑熱な場所での1時間以上または1日4時間超の作業を対象とし、事業者に対して熱中症が疑われる作業者の報告体制の整備や、作業中の離脱、身体冷却、医師の診察手順の策定・周知を義務付けた。責任者による巡視やウェアラブルデバイスの活用など、早期発見を促す手段も例示されている。

同省によると職場における熱中症による労働災害は増加傾向にあり、2024年における休業4日以上の死傷災害は1195人と調査開始以来最多を記録。死亡災害については、3年連続で30人以上となっており、労働災害による死亡者数全体の4%を占める状況であり、対応策が重要視されている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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