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陸運の労災死傷者、20年は3%増で目標達成遠く

2021年5月6日 (木)

調査・データ厚生労働省が4月30日に公表した2020年の労働災害発生状況によると、陸上貨物運送業の休業4日以上の死傷者は1万5815人で、前年からは2.8%増となった。「第13次労働災害防止計画」の基準年となる17年からは7.5%増加した。

このうち死亡者は87人で、前年比では13.9%減、17年比では36.5%減。こちらは同計画で定めた「死亡者数15%以上減」の目標をクリアした。

第13次労働災害防止計画は、労働災害減少に向けて官民で取り組む事項を定めた中期計画。重点業種の1つである陸上貨物運送業においては、17年を基準とした死傷年千人率(1年間の労働者1000人当たりの死傷者数の割合)を22年までに5%以上減少させることなどを目標としているが、目標達成が困難な状況が続いている。