拠点・施設関電不動産開発(大阪市北区)は26日、石川県内灘町で新物流施設「KRD-Logistics石川内灘」(仮称)の新築工事に着工したと発表した。同社が北陸エリアで手がける3件目の物流施設開発となる。
施設は北陸エリアの中心に位置しており、北陸3県主要都市への配送が可能となる。金沢市や小松市などの人口集積都市に近接し、消費財物流や、白山市など工業都市の産業用ニーズも見込む。北陸自動車道・金沢東インターチェンジまで車で15分、金沢市中心部(金沢駅)まで車で20分だ。

▲施設の外観イメージ(出所:関電不動産開発)
KRD-Logistics石川内灘は敷地面積2万7771平方メートル、延床面積2万7221平方メートル、鉄骨造地上2階のマルチテナント型物流施設として建設する。テナント区画は合計7700坪で、4分割での入居が可能だ。梁下有効天井高5.5メートル以上、1階トラックバースの柱スパン10メートルにより、1スパン2台駐車、全体で24台の駐車スペース、待機スペース20台分を設ける。床荷重は1.5トン毎平方メートル、荷物用エレベーター4基、垂直搬送機4基を備える。
同施設はゼロカーボン対応とし、全館LED照明や節水型トイレ・水栓を導入する。BELS評価で最高ランク「6つ星」と「ZEB Ready」認証の取得も目指す。設計・施工は大和ハウス工業が担う。完成は2026年5月26日の予定。
関電不動産開発は現在8施設を保有・運用し、高需要エリアへの積極投資で物流事業を拡大する方針を示している。今回の新施設開発が北陸全域の物流効率化や省エネルギー推進に寄与するという。
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